タイヤの「バースト」と「パンク」。同じことを指していると思っていらっしゃる方はいらっしゃいませんか?
タイヤの空気が抜けてパンクするのと違い、タイヤのバーストは「車の走行中にタイヤが破裂すること」を指します。タイヤのバーストが起こることは少ないですが、万が一起きると車のコントロールができず周囲を巻き込むほどの大事故になる恐れも。
タイヤのバーストの主な原因は、下記の3つです。
①タイヤの空気圧低下
②過積載
③タイヤの劣化
タイヤがバーストした場合、急ハンドルや急ブレーキをせずに、ハンドルを握ったままゆっくりとスピードを落として安全な路肩で停車させましょう。「近くに整備工場があるから少しだけ…」と思って運転を続けてしまうと、事故の危険性が高まります。
タイヤのバーストの前兆として、「スタンディングウェーブ現象」によるものが挙げられます。この現象が起きると、車体が小刻みに振動し、その後大きな振動に変わっていきます。またその他に、タイヤのゴムが焼けるような臭いの発生も起きることがあります。
こういった異変があれば、まずは安全な路肩に停車させて状態を確認しましょう。
タイヤのバーストを予防する方法として、日頃からタイヤのひび割れやキズなどがか、きっちりと確認することが大事です。