ブレーキパッドは、ディスクブレーキを構成する部品の一つです。
ブレーキローターをキャリパーにセットされたブレーキパッドで押さえることにより、摩擦によってブレーキが作動する仕組み。
ブレーキのたびに摩擦が起こるので、ブレーキパッドは使用ととともに擦り減っていきます。
ブレーキパッドの摩耗が進むとブレーキの利きが悪くなり、大きな事故にも繋がりかねません。そのため、ブレーキパッドは必ず適切なタイミングで交換する必要があります。
今回は、ブレーキパッドの交換時期と寿命のサインについてご説明します。
ブレーキパッドの厚みは、新品時で約10mmほどで3mm以下になったタイミングでの交換がベストです。
ブレーキパッドはおよそ10,000kmの走行で1mm摩耗するといわれています。
ブレーキパッドの使用限度は2mmですが、それを超えるとブレーキの破損を招く可能性があり非常に危険。そのため、厚みが3mmになったら交換しましょう。
走行距離では、普通車の場合は30,000~40,000km程度、軽自動車の場合は40,000~50,000km程度での交換がオススメです。
では、ブレーキパッドの寿命のサインはあるのでしょうか?
最も分かりやすいのは、ブレーキを踏んだときの異音です。
車のブレーキは踏む際に音が鳴る仕組みになっており、この音が「機械式」か「電子式」で寿命のサインが異なります。
●機械式
「機械式」の場合、ブレーキパッドが擦り減ると「パッドウェアインジケーター」がディスクに触れ、「キーキー」という異音が発生します。
●電子式
輸入車や国産高級車に多く導入されている「電子式」の場合は、警告灯の点灯でパッドの摩耗を知らせてくれます。