「エアコンの利きが悪い」「冷風が出ない」など、車のエアコントラブルでお悩みではないでしょうか?
エアコンフィルターを掃除すると改善されるケースもあれば、部品の故障で修理や交換が必要になる場合など、エアコン不調の原因は様々です。
今回は車のエアコンが効かない主な原因と修理方法についてご紹介いたします。
エアコン自体は作動しているものの「以前より効きが悪くなった」という場合は、フィルターにほこりが溜まるなど汚れている可能性が考えられます。
エアコンフィルターは、花粉やダストなどを除去して空気をクリーンにする役割を持ちます。
フィルターが目詰まりを起こすと空気がうまく通らなくなるので、定期的に交換しましょう。
【修理方法】
エアコンフィルター交換
交換目安:1年または1万km走行ごと
「冷房が効かない」という場合は、エアコンガス量が減っている可能性が考えられます。
エアコンの冷風はエアコンガスの気化熱によって作られるため、エアコンガスが減ると冷気を作り出せなくなります。
エアコンガスは基本的に減らないですが、長年車に乗っていると振動などにより少しずつ外に漏れていくことがあるんですね。また、部品の故障が原因でエアコンガス漏れが起きる場合もあります。
【修理方法】
エアコンガスクリーニング
施工の目安:1~2年に1回
エアコンガスが減っているかは見た目では分からないので、定期点検やエアコンメンテナンスでプロに見てもらいましょう。
エアコンガスクリーニングでは、専用の機械でエアコンガスを吸い出し、エアコン内部の水分や汚れを取り除いた後、規定量のエアコンガスを充填します。
エアコンフィルターやエアコンガス不足・漏れが原因ではない場合、エアコン内部の部品故障が考えられます。
●冷房が効かない場合
・コンプレッサーの故障
・エバポレーターの故障
●暖房が効かない場合
・サーモスタットの故障
・ラジエーターの不具合
●風が出てこない場合
・ブロアファンモーターの故障
●エアコンが作動しない場合
・リレーやヒューズの不具合
【修理方法】
エアコン内部の部品故障が原因の場合、部品の修理や交換が必要なのでプロに依頼をしましょう。