よく混同されがちな「タイヤのパンク」と「タイヤバースト」ですが、全く別の現象であるということはご存知でしょうか?
タイヤのパンクは走行中に釘などの異物が刺さってタイヤに穴が開き、中の空気が徐々に抜けていく状態。パンクは空気が徐々に抜けていくため、気づかずに走り続けてしまう方もいます。
一方で、縁石などにタイヤが強く当たったりといった、タイヤの損傷によりタイヤが破裂する現象をタイヤバーストといいます。バーストすると走行不能となるため、大きな事故に繋がる可能性が高く非常に危険です。
タイヤがパンクやバーストしたときはロードサービスに助けを求め、プロにタイヤ交換を依頼しましょう。
しかし、ロードサービスの到着に時間がかかる、圏外で電話が繋がらないなどの状況に陥ることもあるかもしれません。
走行中にタイヤがパンクしたときに自分でできる応急処置には、以下の2つの方法があります。
●スペアタイヤと交換する
●パンク修理キットを使用する
スペアタイヤを積んでいる場合は、パンクしたタイヤと交換することで、短距離であれば走行可能になります。
タイヤのパンクやバーストは、日常点検で予防することが可能です。
●タイヤの空気圧を規定値に保つ
タイヤの空気圧が不足していると、タイヤの性能を発揮できないだけでなく、タイヤが損傷したり、事故につながる恐れもあります。月1回は点検を行い、常に適切な空気圧を保ちましょう。
●乗車前にタイヤをチェックする
乗車前にタイヤの表面に傷や亀裂がないかを確認しましょう。タイヤはゴム製なので、経年劣化でひび割れが発生することもあります。